12月6日(土)のオープニング上映作品、映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』から始まった「おいしい映画祭2025」は、7日(日)の『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』の上映をもちまして、全日程を終了いたしました。
今年の総合司会はヴィトルさんと伊藤優菜さん。映画祭を華やかに、そして素敵に司会進行役を務めて下さいました。
1日目は、オープニングセレモニーに俳優やアーティストとしても活躍する平野莉玖さんを迎えてのゲストトークから始まり、『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の脚本を務めた池田テツヒロさん(NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演が決まっている俳優の池田鉄洋さんと同一人物です!)を迎えてのゲストトーク付き上映でスタート。普段は、なかなか聞くことのできない脚本作りという側面から、映画や「おいしい」にまつわる「おいしさいっぱい!」の楽しいトークが展開しました。ナカモの名古屋味噌ほかをかけたジャンケン大会も盛り上がりましたよ。
続く第二部では、学生コンペティションが行われ、見事グランプリ、観客賞、優秀賞、ミッドランドスクエアシネマ賞を受賞したのは、『アナログ坊やとおたずね老婆』の乾拓歩監督!企業賞&優秀賞には『いろどり』の小林健太監督が!そして、急遽(はずせない撮影が入り)ビデオレターで参戦してくれた横手花帆監督の『骨になるまで』は優秀賞に。横手監督!監督の顔は、ミッドランドスクエアシネマの大きな大きなスクリーンにしっかりと刻まれ、観客のみなさんも温かな眼差しでスクリーンを見つめていたのが印象的でした。
ちなみに、今回ゲスト審査員として参加いただいた山本大策監督は、おいしい映画祭出身の監督。この日上映した『Ondan Sonra』は、本映画祭が縁で監督することになったそうなので、もしかしたらこの中に未来の山本監督がいるかもしれませんね!とにもかくにも受賞したみなさんおめでとうございます。コンペティションでは、特別上映作品も。この模様は後日レポートで。
続いて登場したのは、市原隼人さん主演の人気作『おいしい給食 炎の修学旅行』。市原隼人さんと言えば「おいしい給食」というぐらい、いまや彼を語る上で欠かせない作品の本シリーズ、ゲストに市原さん、綾部真弥監督、岩淵プロデューサーを迎えティーチイン形式の「舞台挨拶」を行いました。
この舞台挨拶が84回目ということなのですが、回を重ねるごとに市原さんも観客もパワーアップ。そして、今回は綾部監督の…。この模様も後日レポートでお伝えできればと思っています。それにしても、みんな甘利田先生のクラスの生徒?っていうぐらい、3人のトークを目を輝かせながら聞き、ティーチインでは我こそはとこぞって手を挙げアピールし、最後は卒業証書の代わりにハイタッチで…。この光景は、忘れられないです。そうそう、いつか名古屋も舞台に撮って下さいね。お待ちしてますよ。
この日のラストを飾ったのが『Ondan Sonra(オンダン ソンラ)』彩凪翔さん、彩雪さん、山本監督が登壇し、ニコニコトークを繰り広げていました。会場には、脚本の村上かのんさんらも駆けつけ、大盛り上がりでした。
翌7日の朝を飾ったのは長尾謙杜さん&當真あみさん主演の映画『おいしくて泣くとき』“互いの幸せを願う純粋な想い”が心震わせる本作の生みの親、原作者の森沢明夫さん、横尾初喜監督、脚本のいとう菜のはさんがゲストということで、物語の紡ぎ方のお話という普段はなかなか聞くことができない貴重なトークが。映画祭ならではの「おいしい」お話も飛び出し、会場では劇中に登場する「おいしい」を再現した「バター醤油焼きうどん」の販売も。おかげさまで完売御礼。筆者も「食べに行こう!」と思っていたら売り切れ。食べられた人ラッキーです。ぜひ、映画祭の感想とともに「バター醤油焼きうどん」の感想も聞かせて下さいね。ちなみに、このメニューを手掛けた方は、実際に子ども食堂を開催されている方で、コラボがコラボを生む「連鎖」が、これまたおいしい映画祭らしいところです。
さて、そんなこんなで今度は、一般コンペティション。オープニングに審査員も務める永田琴監督(『愚か者の身分』が絶賛上映中)が手掛けた『八海山 自家用大吟醸-終わりのない高みを目指して-』の映像が、これは一般コンペティション受賞監督も刺激を受けたのでは?監督自身、大きなスクリーンで見られて当時の記憶がよみがえってきたと感慨深げでした。そして、いよいよ審査発表。
グランプリ、ミッドランドスクエアシネマ賞、優秀賞を受賞したのは、『コウキとユウキ』の小澤亮介監督。観客賞&優秀賞は『主婦ノブ子の時間』の日原進太郎監督!企業賞&優秀賞は『朝ジン』の鷲頭祥伍監督。ほか、優秀賞に鬼村悠希監督の『キッチンオブドラゴン 風の天龍炒飯』、『弁当』高木尚監督、『ライク ア ハッピーアイスクリーム』の岡部航也監督が受賞。どの作品も力作で、笑ったり、じ~んとしたり。特別上映2作品も、現役中学生監督の作品と我らがオフィシャルサポーター甘党男子の主演作とあって、実は一般コンペのチケットはあっという間に完売。それだけ注目の高さを感じました。
コンペティションって自分で一票を投じられるのがまた楽しいですよね。
その日集まった観客層で、きっと観客賞が変わる。
それぐらいレベルが高くなってきていると審査員のみなさんも口々に言葉にしていました。
続いての上映は、吉田大八監督『敵』東京国際映画祭で3冠達成した「モノクロ」の作品です。今度おいしい映画祭で『敵』を上映するんです!というと、みなさんきょとんとされるのですが、これが、めちゃくちゃおいしい映画で、しかもゲストはあのフードスタイリストの飯島奈美さんと吉田大八監督。この映画の料理とてもおいしそうだったな~なんて思いながらエンドロールをみると。だいたい飯島奈美さん。この『敵』でも、その実力をいかんなく発揮されているのですが、実は今回が初「モノクロ」作品だったということで、その裏側を包み隠すことなく教えてくれました。ちなみに、おいしい目玉焼きを作る秘訣も。それは後日。
そして、映画祭のラストを飾ったのは『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』の、佐藤隆太さん、桃月なしこさん、森谷雄監督。俳優でもあり、作品愛あふれる清水由紀さんのある進行で、3名様の3名様も、どんどん面白トークを展開。あれ?これってどこまで言っていいんだっけと思うぐらいに、終始笑いの絶えないトークショーが繰り広げられていました。
他にも、キッチンカーあり、ブース販売あり、おみやげあり、お菓子配りあり、抽選会に…書ききれないぐらい盛りだくさんの催しでお送りした「おいしい映画祭」
「大阪から推しを見に来たんですけど、初めて参加したけど楽しかった~」とか「福岡から来ました!」なんて方もいて、おぉ「おいしい」の輪ぁが広がっている~。ひとり、テンションがあがっていたのは、内緒です。ノリノリで写真を撮らせていただいたみなさんもありがとうございました。
そして、今回いろんなイベントがある中、足をお運びいただきご来場いただいたみなさま、本映画祭をサポート&お手伝いいただいたみなさま、一緒に盛り上げてくれた「甘党男子」さん、映画祭をご支援いただいたスポンサーのみなさま、ご登壇いただいたゲストのみなさま、そしてそしてミッドランドスクエアシネマ様に厚く感謝申し上げます。
映画祭を、映画を、楽しんでいただけたなら…面白いと思ってもらえたなら幸いです。
来年また開催できるよう、みなさまのお力をお貸しいただけたら嬉しいです。
それでは、来年もこの場所でみなさまとおいしい映画に再会できることを楽しみにしております。
また、お会いしましょう!












