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【おいしいコラム】あの料理が絶対食べたくなる『おいしくて泣くとき』

【おいしいコラム】長尾謙杜&當真あみ、旬な二人が贈る『おいしくて泣くとき』

あの料理が絶対食べたくなる『おいしくて泣くとき』の見どころを大公開!

誰にでもある青春のきらめき、心が温かくなる思い出の味ってありますよね。そんな気持ちにさせてくれ、青春のほろ苦さを味わえる映画『おいしくて泣くとき』が、おいしい映画祭で上映されます! 主演はみずみずしさ100%の旬な二人、なにわ男子の長尾謙杜と當真あみ。今、大注目の俳優たちです!

それぞれに抱えた悩みが交錯し、揺れる心情を見事に表現した映像は、見ているこちらも青春時代へと記憶の糸が紡がれていくようです。特に憂いを含んだ長尾さんの表情には、釘付けになること間違いなし! 

ストーリーは30年前、今では頻繁にニュースで目にする貧困や虐待、親の死や挫折などの出来事の中、子どもたちの心のより所となる「子ども食堂」を中心に繰り広げられていきます。 

この店の主であり、主人公・風間心也の父親を演じるのはカメレオン俳優と評される怪優、安田顕。妻を亡くし、男手一つで息子を育てる彼が、厨房でフライパンを振るう背中は、見ているだけでキュンとなります。 また、彼の作る映画のキーとなる“バター醤油焼きうどん”が最高に食べたくなる映画でもあるのです! 

 暗い表情で学校から帰ってくる心也に、何も聞かず「腹減ってるだろ?」と出す焼きうどんや、義父から虐待を受け、貧困で食事もままらない心也の同級生、新井夕花と弟が食べる焼きうどんも、しょっぱい涙の味が添えられていきます。

農家さんからの廃棄野菜で作るシンプルだけど温かく、バターの香りに癒されるまごころのこもった一品。この映画で伝えたいことの全てが凝縮されているんです。人は一人では生きていけないのだから。ストーリーの最後には、このバター醤油焼きうどんが、めちゃくちゃ良い仕事をするので、そちらも乞うご期待ください!

そして、懐かしさを感じさせるのは、料理だけではありません。愛知県蒲郡市、豊川市、豊橋市がメインのロケ地となっていますが、子どもの頃に見たような風景がスクリーンに映しだされ、私まであの頃にタイムスリップしてしまうのです。 心也と夕花が現実から逃避するシーンの素朴な田舎と美しい海の風景は、青春の一瞬の煌めきを映し出す最高のロケーションとなっています。観たら、絶対に行きたくなるこのロケ地の話は、おいしい映画祭上映時のゲストトークでたっぷり聞けるはず! 

 毎日は決してハッピーなことばかりではないけれど、生き続けることで、新たな道が開けることも忘れないでほしい。そのための「いのちをつなぐごはん」。きっとあなたの心にも幸せの味があるはずです! 

クリスマスシーズンを前に、ぜひともスクリーンで見てもらいたい『おいしくて泣くとき』。当日は、ゲストに横尾初喜監督、脚本のいとう菜のはさん、原作者の森沢明夫先生をお迎えします。最近流行の「涙活」にもぴったりの映画。心の温もりをおいしさと共に思い出してみてくださいね!

(黒田直美)

 

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